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アトムが女の子の足をつけている理由とは?

人気アニメ「鉄腕アトム」の第54話「アトムの初恋」には、冒頭に手塚治虫が実写で出演し、視聴者に向かって語りかけるシーンがありました。
「アトムの足には秘密があります。それは悲しい、悲しい話があるのです」…

本エピソードストーリーは、盗まれた爆弾の設計図を取り戻すべく、アトムが某国に潜入するシーンから始まります。
アトムの案内役を務めるのは、女の子の姿をしたニューカという名の可愛らしいロボットでした。

ニューカの助けを借りて犯人のアジトへ向かうアトムは、その過程で、少しずつ淡い恋心を抱くようになります。
アトムにとっては初めての恋心でした。

しかし、ストーリーが進むに連れ、衝撃の事実が判明してしまうのです。
実は、ニューカこそが盗まれた設計図で作られたロボットで、その体内には爆弾がセットされていたのです。

大爆発を防ぐには、ニューカの体を解体するしか他に手がありません。
その結果、なすすべなくアトムの初恋相手はバラバラになり、最後は両足だけが残りました。
愛らしい少女ロボットが解体されていくシーンは、実に悲劇的…

悲嘆にくれたアトムは、ニョーカの足を持ってお茶の水博士の元へいきます。
そこで、最愛のロボットの足を自分の足につけるよう頼みました。

かくして移植を終えたアトムは、新しい両足を見ながらつぶやきました。
「ヨーカ、いつも一緒だよ」切なくも猟奇的なストーリー展開で、ファンからの人気も高い名作です。




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