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ムーミンの初期アニメがお蔵入りなってしまった驚きの理由とは?!

1969年からフジテレビ系列で放送がスタートした「ムーミン」は、フィンランドのヘルシンキに生まれたスウェーデン語系フィンランド人のトーベ・ヤンソンの名作児童小説を日本の東京ムービーがアニメ化した作品です。

この作品は、1990年からテレビ東京系列で放送された「楽しいムーミン一家」とは、まったく別物でした。

こちらのフジテレビ版「ムーミン」は、ヤンソンの原作に登場する挿絵とは大きく違うキャラクターデザインを採用…
丸々と太った可愛いキャラが子供たちの間で人気を呼んだのですが、第7話が放送されたところで、原作者のヤンソンからクレームが入ったのです。

内容は「これは、私のムーミンではありません」というものでした。
原作とはキャラの行動が大きく違うところが、原作者のお気にめさなかったらしいのです。

そのため本作は、放送の後半からキャラデザインを変更…
ムーミンの顔つきをシャープに変えたり、ストーリーの雰囲気を変えたりと様々な対処を行ったのですが、それでもトーベ・ヤンソンを納得させるには至りませんでした。

結局、その後は、テレビ東京系列で始まった「楽しいムーミン一家」をトーベ・ヤンソンが直接に指揮することになったのです。

しかし同時に、ムーミン・キャラクター社が、「旧作アニメーション『ムーミン』の放送、新ソフトの発売は認めない」とのお達しを出したため、このフジテレビ版「ムーミン」(初期アニメ)はお蔵入り作品になってしまいました。
初期アニメが原作者トーベ・ヤンソンが直接に指揮することになり、お蔵入りになるという驚きの事態だったのです。




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