みなさんご存知、日本代を代表する人気特撮番組である「ウルトラマン」シリーズ…
ここに登場する「ウルトラ兄弟」たちには、ウルトラマンにセブン、タロウなどなど、様々なメンバーがそろっています。
しかし、実は彼らが本当の兄弟ではないのをご存じだったでしょうか?…
現時点でウルトラ兄弟と呼ばれるのは、ゾフィーやタロウ、レオなどを含めた全11名です。
そのうちウルトラの父と母から生まれたのはウルトラマンタロウだけ…
タロウの弟であるエースはウルトラの父が孤児をひきとった設定なのです。
また、セブンやゾフィーには、それぞれ別の父母がおり、タロウとは従兄弟の関係にあったり、さらにウルトラマンジャックはウルトラの母の妹と結婚しています。
なかなか複雑な近親関係なのです。
結局、ウルトラの父母から生まれたのはタロウのみ…
つまり、一般に「ウルトラ兄弟」と呼ばれるのは、実際は「ウルトラ一族」や「ウルトラ親族」と呼ぶのが正しいのです。
ちなみにウルトラマン一族の複雑な家庭環境の中には、実はヒーローの座から落ちこぼれてしまったウルトラ戦士もいます。
問題のウルトラマンが登場するのは、1979年に「コロコロコミック」で連載された「ウルトラ兄弟物語」です。
ウルトラ兄弟たちが、まだ戦士になる前の話や銀河を守るための戦いを描いたオリジナルストーリーでした。
時代設定は、まだ宇宙警備隊が結成されていなかった頃にまでさかのぼります。
暗黒勢力の襲撃により壊滅の危機にあったM78星雲を救うべく、ウルトラの父がウルトラマンやセブン、エースなどの一族を招集…
しかし、その途中で、新ウルトラマンが誤って子どもを死なせてしまい、酒びたりになってしまうのです。
見かねて注意する仲間にもまったく耳を貸さず、「俺はダメなウルトラ族さ!」と言い放つシーンは、当時の子供に衝撃を与えました。
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