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ハイジのおじいさんは過去に人を殺していた?!




某家庭教師のCMでおなじみの「アルプスの少女ハイジ」。
ヨハンナ・スピリの小説「アルプスの少女ハイジ」を原作として日本で1974年(1月6日〜12月29日)に放送されました。

児童文学的な作品で、スイスの生活や動物の動きなどをアニメーションで表現しています。
何度も地上波やCSで再放送されたうえ、キャラクターグッズやCM、公認のパロディも数多く製作されているおなじみの名作アニメです。

そして、名作アニメ「アルプスの少女ハイジ」の名キャラクターといえば、ハイジの父方の祖父でトビアスの実父、元傭兵であるアルムおんじです。
本名は不明ですが、このあだ名の意味は、「アルム」は放牧地、「おんじ」はおじさんを意味し、すなわち「アルムおんじ」とは「放牧地のおじさん」という意味なのだそうです。

このアルムおんじは、70歳のときハイジと暮らし始めました。

最初は無愛想で気難しい性格でしたが、 ハイジと接するうちに少しずつ優しい性格を取り戻していく姿が視聴者の感動を呼びました。

しかし、このおじいさん、実はかなり薄暗い過去を持っていたのです。

青年時代はかなり気性の荒い性格で、いつも周囲にいばり散らしては酒ばかり飲んでいました。

そのせいで、もとは大きな農家に生まれた金持ちだったにも関わらず、おじいさんは海外へ旅行に行ったり、いかがわしい連中との賭けごとにハマったりと遊びほうけて、仕事は何もしません。

そのせいで日々借金がかさんでいき、やがておじいさんは農場や家などの全財産を失ってしまいます。

このストレスが原因で両親は死亡。
しかたなく故郷を出た彼は、ナポリで兵隊の職についたものの、やはり荒い性格は治らないままでした。

そんなある日、彼はささいなケンカが原因で人を殺してしまい、そのまま軍隊を脱走してしまいます。
そのまま15年ほど身をひそめて暮らした後でどうにか結婚しましたが、すぐに病気で妻が死に、さらには事故で息子には先立たれてしまうという、散々な人生に。

あまりにも不幸が続いたせいで人生が嫌になったおじいさんは、ついに世間を捨てて山の中に暮らすようになりました。
今では優しいおじいさんも、あまりにハードな過去の持ち主だったのですね。




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