荒木飛呂彦氏による漫画「魔少年ビーティー」…
平凡な少年麦刈公一は、ある日、転校生のビーティーと出会います。
科学や心理学などを巧みに使った奇術やトリックが得意なビーティーは、その好奇心から様々な悪事(単なる悪戯から犯罪まで)を実行していきます。
そして学校のキャンプでビーティーが不良達に絡まれた際、ただ一人彼を助けようとした公一は、やがてビーティーと親友になります。
公一は、ビーティーの所業に恐れを抱いていましたが、世間とは違ってもビーティーなりの正義感や友情を持つことに気付き、コンビを組んだ2人は出会った悪人たちに制裁を加えていきます。
そして、他人を食い物にする悪党一家が現れ…
最終話では、ビーティーはどうやって彼らを撃退するのでしょうか?
公一の父が起こした交通事故の被害者として、公一の家に入り込んだそばかすの少年。
次第に態度を大きくしていく彼に、公一の家族は徐々に圧倒されていきます。
しかし、警察沙汰を恐れる公一の父は、彼が一刻も早く去ることを祈るだけでした。
さらに、そばかすの少年はビーティーに賭けを持ちかけ、イカサマで勝った少年は公一の愛犬を自分のものにしてしまうのです。
少年の態度はますます酷くなっていき…
しばらくして少年の家族と名乗る人々が現れますが、今度は少年の家族が丸ごと公一の家に上がりこんだのでした。
そして少年は、その本性を剥き出しにします。
彼らは最初から公一の家を乗っ取るつもりだったのです。
しかし、その態度がついにビーティーに火をつけました。
その夜、公一の家の食卓では、少年の家族が刺身に舌鼓を打っていました。
それはビーティーが持ってきたもので、あらかた平らげた後に、ビーティーはフグの刺身だと告げます。
さらに、通は毒のある肝を好むのだとも…
その直後、少年の家族が苦しみだします。
救急車が呼ばれ、少年の家族が運び出されます。
なぜか無事だった少年は、復讐のためビーティーを探します。
公一の犬を見つけた少年は、ビーティーの指示で動く犬に釣られて、車道に飛び出し…
そこに、救急車が猛スピードで突っ込んできました。
フグ中毒はビーティーのイカサマでしたが、罠に引っかかった少年は、そのまま救急車で運ばれていきました。
毒をもって毒を制す。
しかし、同じ毒でもビーティーの毒には魅了されざるを得ません。
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