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ろくでなしBLUES…最終回ではどっちが勝ったのか?!




森田まさのり氏による漫画「ろくでなしBLUES」。

帝拳高校に入学した前田太尊(まえだたいそん)は、持ち前の男気とケンカ強さで、一年生ながら帝拳の番長となります。
売られたケンカは買うが、自分からは力を誇示しない太尊の人柄は、次々とよき仲間やケンカ友達を集めていきました。

しかし、ケンカに明け暮れる日々の中で、学生プロボクサーの原田成吉らと拳を交えることで、プロボクシングという夢を見つけ、世界チャンピオンを目指してライセンスを取得するというのが物語のあらすじです。

前田太尊の卒業から3年、後輩の大場浩人もやっと卒業を迎えていました。
教師にお礼参りをしようという仲間に、浩人は「今日は大事な用があるんだよ」と断ります。

同じ頃、太尊の昔の仲間や親兄弟が、ある場所を目指していました。
そこは、ボクシングの聖地、後楽園ホール。
ついに太尊が世界タイトルに挑戦する日がやってきたのです。

太尊の恋人・七瀬千秋(ななせちあき)も、もちろん会場にいましたが、太尊の控え室にはいかないと言います。
今、会っても太尊の目に自分は映らない…
それにそれが自分たちのケジメだから、と千秋は言いました。

控え室でひたすら集中力を高める太尊。
そしていよいよ挑戦者・太尊がリングに上がる瞬間がやってきます。
花道を進む太尊の耳には、もはや観衆や千秋の声援さえ聞こえてはいませんでした。

太尊に続き、チャンピオンが入場。
それは、アメリカへ渡った原田成吉でした。

かつてグローブを交えた両雄の再会に、観衆は大きく沸き立ちます。
けれども千秋は、夢の舞台にようやく立ち、原田と並ぶ太尊の姿に、「一生前田くんのそばで応援してるからね」と心の中で咳き、静かに見守るのでした。

リング上で対時する原田と太尊。
ゴングが鳴り、二人はコーナーから飛び出していきます。
「今日から俺がチャンピオンだ」と、うそぶく太尊に、原田は「10年早えーよ」と返します。

そして、二人の拳が、陰りを上げて放たれました。
こうして全42巻、最終回「LIKE A ROLLING STONE」は幕を閉じたのです。




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