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漫画「サバイバル」…少年の結末はどうなった?!




さいとうたかを氏による漫画「サバイバル」…
突如発生した世界的な地殻変動による巨大地震に遭遇して生き残った少年・鈴木サトルが、過酷きわまる環境で生き抜こうとする姿を描く、さいとう・たかを氏が描く少年漫画の代表作の1つです。

極限状態の中、少年・サトルは生き延びられるのか…
気になるラストをご紹介します。

亡き父が掘っていたという、八幡さまの社の下の大穴。
サトルは、父の友人だった村人・ツネさんの協力で掘削を再開します。
しかし、八幡さまがあの大地震から村を救ったと信じる村人たちは、その社が崩れることを恐れ、父の時と同じように、サトルたちの作業を妨害してき他のです。

しかし、もう一人の理解者・岩造が村人を押し止め、3人は孤立無援の中、サトルの父の名誉のために、掘削を続けます。

それから5日がすぎ、遠巻きに見張る村人たちの苛立ちは頂点に達しようとしていました。
しかしその時、サトルたちが掘っていた穴から大量の水が噴出し、それは土石流となって流れ出したのです。

地質学者だったサトルの父は、村の上流にある池の水位が下がったことを知り、このままでは近い将来に発生する土石流に村が呑まれると判断しました。
そして、もしそれが起きても村から逸れるように、村外れの八幡さまの下に水抜き穴を掘っていたのです。

真実を知った村人たちは、父の墓に花を供え、サトルたちに無理解を謝罪しました。

もう自分たちをいじめないかと尋ねるツネさんに、村人はもういじめないと答えます。
そしてツネさんは、サトルの家族もいじめないかと訊くのです。
ツネさんは、父が事故で亡くなった後、残された家族が迫害されないよう、村から離れた山中に隠していたのです。

必死で探していた家族の消息を知ったサトルは、彼らが隠れ住む場所へ向けて走り出しました。

このマンガで初めてサバイバルという言葉とその知識を得た人も多いのではないでしょうか。
大規模災害が続く中、読み返したい名作です。




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