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帯をギュッとね!…最終回で決着はつくのか?!




河合克敏氏による柔道漫画「帯をギュッとね!」。
通称「帯ギュ」です。

中学生の粉川巧(こがわたくみ)は、柔道の昇段試験会場で他の中学から参加した選手と出会います。
中学を卒業した巧は、浜名湖高校に進学しますが、そこには昇段試験で出会った選手たちも揃っていました。

意気投合した彼らは、柔道部のなかった学校に、一年生だけで部を創設し柔道を始めます。
顧問の龍子先生や西久保コーチの指導や、ライバルに恵まれ、巧たちの才能は大きく開花し、浜名湖高校柔道部の快進撃が始まるというのがあらすじです。

立体大柔道部に進学した粉川巧。
五輪代表選考直前の全日本柔道選手権で、中量級でありながら無差別級にエントリーします。
そこには高校時代からのライバルである藤田恵の名前もありました。

けれども、大会直前に来留間麻理(くるままり)が巧の恋人は近藤保奈美(こんどうほなみ)だということをバラしてしまい、別の意味での話題になってしまいます。
周囲は余計な雑音を心配しますが、巧はマイペースで、語学留学している保奈美の手紙に励まされながら大会を待っていました。

開会式、巧は出場する選手や、観客の顔を感慨深く見回します。

試合は進み、巧は浜名湖高校時代の仲間・三溝幸宏と対戦。
体重140kg、怪力で知られる三溝も、巧の炎のような攻めの前には苦戦を強いられます。

その頃、成田空港の到着ゲートでは、一人の女性が武道館に向かおうとしていました。

ついに全日本柔道選手権無差別級の決勝に出場する選手が決定し、それは中量級である巧と藤田の二人だったのです。
体重差をものともせず勝ち進んできた、そしてもっともお互いを知る最強のライバルたち。

両者が畳の上で対時した時、武道館の扉を開き、一人の女性が飛び込んで来ました。
「巧くんっ!がんばれっ!」。

それは留学先から駆けつけた保奈美でした。
彼女の声援を受け、巧と藤田の勝負が始まります。
青空には武道館からの歓声が響いていました。




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