なかいま強氏による漫画「うっちゃれ五所瓦」。
部員一人にして廃部が決定している武蔵山高校相撲部。
その三年生で最後の部員である五所瓦角(ごしょがわらかく)は、最後の年に華を添えるため、団体戦に出場すべく、四人の部員をかき集めました。
こうして何とか大会出場にこぎつけましたが、他の四人は全員素人。
しかし優勝への気持ちは皆同じで、それぞれが得意分野の実力を出し、なんと決勝戦まで駆け上がります。
最後の相手はインターハイ優勝の黒島高校。
果たしてその勝敗の行方は、どのような最終回を迎えるのでしょうか。
主将以外の四人は相撲の素人。
そのチームでなんと地区予選の決勝まで勝ち上がってきた武蔵山高校は、決勝戦で昨年のインターハイ覇者・黒島高校と激突します。
先鋒にして柔道のインターハイ覇者・清川は、腕を折られながらも豪快な投げ技を放ち一勝目を挙げます。
続く次鋒・元応援団の難野は、姑息な手で相手を翻弄するも度を越して反則負けになってしまいました。
中堅にして元レスリング部の関内は、肩を脱臼しながらも豪快なバックドロップで勝利。
二勝一敗と優勝に王手をかけます。
続く副将戦は囲碁部兼部の雷電。
しかし、後頭部から豪快に投げられてしまいます。
そのクッションになった五所瓦は、その時に左わき腹を痛めてしまいます。
これで二勝二敗、優勝は大将戦に持ち込まれました。
大将戦、五所瓦の相手は昨年のインターハイ個人戦の覇者・田門。
五所瓦にとっては二年連続で敗れている相手です。
勢いよくブチかます五所瓦。
田門はそれを捌き切れず、二人は土俵の外に吹っ飛びます。
判定は取り直し。
次の勝負、田門の投げに翻弄される五所瓦。
最後は上手投げと下手投げの勝負。
これもまた同体、取り直しとなりました。
最後の勝負、田門は五所瓦の左わきの負傷に気づき、徹底して攻めます。
それに耐える五所瓦は田門を二度吊り上げ、二度目にして豪快なうっちゃり。
前年覇者を破っての地区大会優勝を決めたのでした。
Sponsored Links