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シェイプアップ乱…最終回が連載1回目になった?!




徳弘正也氏のギャグ漫画「シェイプアップ乱」。

シェイプアップ乱の主人公は、肥満体だった身体をウエイトトレーニングでシェイプアップした女の子・寿乱子(ことぶきらんこ)。

その親戚で頭は良いがスケベで、すぐにモッコリしてしまう原宗一郎(はらそういちろう)、乱子の彼氏で文武両道・家は貧乏の樋口左京(ひぐちさきょう)達が繰り広げる学園ギャグ漫画です。

基本は1話完結で、華歩ルイ子などを始めとして個性的なキャラが多く登場するというのがあらすじ。
全14巻の最終回「これでおしまい シェイプアップ乱の巻」は、どのような展開を迎えたのでしょうか。

この作品の最終回は、実質この話の前の話。
乱子の18歳の誕生日に、宗一郎がバイトしたお金でプレゼントをするというエピソードです。

18歳と言えば、大人の映画が見られる年齢ということで、映写機を持ち込んで家で映画を上映するというオチ。
いつもの連載と変わらないテンションのエピソードでした。

そして最終回、扉絵こそ見開きの乱のイラストで始まりましたが、次のページからは作者と思しき人物が登場。
乱子とすれ違うや否や、「土佐から来たあばれんぼう」の第1話が始まってしまうでした。

どうやらこれは、虚実交えた比較的事実に近い本人の自伝的作品の様子。
勉強机とタンス1つのみで上京した作者は、編集担当の茨木氏と二人三脚で作品を作り始めます。

駅に近いが風呂ナシかつ隣で私鉄が走るアパートを借りて描き始めた「シェイプアップ乱」。
初めは中々話題とならず悩んでいましたが、次第に人気が出始め、作者は偉そうな雰囲気に変わります。

そしてスランプに陥り悩んでいると、今度は茨木氏が作者を見下すような視線を放つ男に変わっていきました。
連載は順調に続き、50回ごとにトロフィーが贈られます。

次第に大きくなるトロフィーを見ながら、満足げな作者。
しかし、とうとう連載も今回で終了します。

次回は第2話の予告が入ります。
人情話も少なくないですが、とにかく下ネタが笑えるギャグ漫画で、ある意味ではギャグの王道を走った作品でした。




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