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漫画「ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章」の最終回とは?!




ロトの勇者がゾーマを倒してから100年。
地上は新たな闇「異魔神」に脅かされていました。

勇者たちの子孫はそれぞれ国を作り、その技を伝えていましたが、異魔神軍の手で次々と陥落していったのです。
危うく難を逃れたカーメン城の王子アルスは、異魔神と戦う力を求め、仲間と共に旅に出ます。

そして長い苦難の末、ついにアルスたち勇者の子孫と聖戦士たちは、正体を現した異魔神と直接剣を交えることとなりました。
全21巻の最終回「奇跡」はどのようなクライマックスを迎えるのでしょうか。

アルスと分断されたキラたちは、ポロンの大魔法マダンテに賭けます。
キラとヤオが死を賭して異魔神を抑え、マダンテの巨大な光が異魔神を包みました。

やっと断崖を越えて辿り着いたアルスたちが見たのは、マダンテが抉った(えぐっ)大地から立ち上がる異魔神。
けれども、その回復は今までよりずっと遅かったのです。

それは、導師タオが異魔神を回復させる幻の月の一つを昇華させたからでした。
これに気付いた異魔神はタオごと残った月を破壊し、人々の頭上に「りゅうせい」を降らせます。

幻の月を失いつつも勝ち誇る異魔神。
しかしアルスは生きていました。
人々は全ての回復魔法をアルスに向け、その生命を支え続けていたのです。

アルスは剣を構え、ミナデインを唱えます。
異魔神は、その場の人々の力だけでは自分を倒せないと嘲(あざけ)りました。

けれども、アルスのミナデインはさらに大きくなります。
全世界から、アルスに力を与えるために人々が集まっていたのです。
異魔神は初めて恐怖を抱きました。

気合と共にミナデインが放たれ、アルスは剣を折りながらも異魔神を真っ向から切り裂きました。
崩壊した異魔神の体から、小さな芽が顔を出します。

それはたちまち巨木へと生長し、世界樹となりました。
甦った世界樹から花びらが落ち、異魔神と戦い倒された人々が生命を取り戻していくのです。
そして、世界に平和が訪れました。




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