古賀新一氏による漫画、「エコエコアザラク」。
首筋にカエルのようなアザがある中学生の黒井ミサは、幼い頃に悪魔に魂を売り、黒魔術を操ることができる魔女でした。
そんな彼女が使う魔術は、人を呪い殺すだけでなく、時には人を助けるために使われます。
しかし、一度術をかけられた者はその呪縛から逃れることはできないのです。
ミサが体験するトレインミステリー漫画「エコエコアザラク」の最終回は一体どのような内容で幕を閉じるのでしょうか。
町で露天占いをしていた黒井ミサ…
時刻が0時になろうとしていることもあり、ミサは店仕舞いをして駅へと向かいます。
間一髪で最終電車に飛び乗ることに成功したミサでしたが、車内にいたのは、なんと生きる望みを失った者たちだらけ…
耐えられなくなったミサは別の車両へ逃げます。
するとそこには、男子中学生が一人いましたが、彼は他の乗客とは違い、生きる望みを失ってはいませんでした。
ホッとするミサ…
しかし、彼の表情はどこか暗いのです。
事情を聞くと、以前同じような最終電車に乗った彼は、このまま乗り続ければ、明日という日が二度と来なくなるとの恐怖心に駆られ、一緒にいた弟を置き去りにして電車から飛び降りてしまったのです。
しかし、なぜか鉄塔に引っかかり助かった彼は、まるで電車は空中を走っていたと語ります。
その後、弟に会いたい一心で、再び最終電車に乗ったというのです。
不審がるミサは、このまま乗り続ければ家に帰れなくなるからと、彼に電車から突き落とされます。
病院の一室で目覚めたミサは、草むらで気を失っていました。
最終電車での体験が本当のことだったのか…
ミサの記憶は混乱するばかりでした。
何とも不思議な最終話「雪ふる夜の終電車」でした。
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