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「ウルトラマンG」が発売されなかった理由は怪獣名が原因?!




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「ウルトラマンG(グレート)」とは、円谷プロがオーストラリアで制作した「ウルトラシリーズ」の一本…
平成になってからは初めての実写版ウルトラマンで、日本では1990年に劇場公開されました。

実はこの作品の日本での公開を前に、怪獣の名前が一部変更されていたのです。
問題となった怪獣は伝説怪獣「コダラー」と「シラリー」…
オーストラリア版の名前は「クダラー」と「シイラギ」というまったく別の名前でした。

この名称変更はかなり急だったようで、日本での劇場版公開当時のパンフレットや雑誌、発売されたソフビ人形にはなにかを隠すように「シラリー」のシールが貼られており、問題があったのは明らかだったのです。

「クダラーとシイラギ」…
由来は響きからして、かつて朝鮮半島に実在した古代国家「百済(くだら)」と「新羅(しらぎ)」がモデルとなっているのは間違いないでしょう。

百済と新羅は7世紀中頃、朝鮮半島における三国時代に大きな戦争を行い、新羅が唐(現在の中国)と手を組み、百済を滅ぼし大国を築きました。
しかし、新羅は935年に別の国家、高麗に滅ぼされています。

「ウルトラマンG」でも最初に倒されるのは「コダラー」続いて「シラリー」という順番でした。
円谷プロは「ウルトラマンG」という作品を利用し、「朝鮮タブー」に挑もうとしたのか?…

多くの日本人スタッフが関わっていたはずの「ウルトラマンG」がなぜ朝鮮国家をモデルにしたような怪獣をつくり出したのかは、関係者全員が口を重く閉ざしており、今なお不明です。

「ウルトラマンG」は2017年に初のブルーレイBOXが発売されるまで、1991年のビデオ・レーザーディスクの発売以降、長らく映像ソフトが出回っていない状態が続いていました。
テレビでの再放送も1995年以降なかったため、実質上の封印作品となっていたのです。




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