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「ドラえもん」がカタカナとひらがなで書かれた理由とは?

「ドラえもん」といえば、連載が始まったときから「えもん」だけはひらがな表記です。
そのため、これが正式な名前だと思われがちですが、本来の「えもん」はカタカナで書くのが正しいことをご存じだったでしょうか?…

そのいきさつは、1977年にコロコロコミックスに連載された「ドラえもん百科」に描かれています。
その由来はこうのようでした。

ある日、ドラえもんのもとをロボット戸籍調査員が訪問します。
ドラえもんは調査票に名前を書くように指示されましたが、カタカナの「エモン」が思い出せなかったため、「ドラえもん」と記名…
本来は「ドラエモン」が正しかったのに、「ドラえもん」として届けてしまったのです。

結果、「ドラエモン」ではなく「ドラえもん」が正式表記に…
ドラえもんにとっては、とても苦い思い出になってしまったというものでした。

もっとも、「ドラえもん百科」を手がけたのは、藤子不二雄のアシスタントだった方倉陽二氏…
本書の内容は方倉氏の創作であり、「ドラエモン」も藤子不二雄が考えた設定ではありません。
ただ、一方で「ドラエモン百科」は藤子不二雄の監修を受けた作品でもあるため、その意味では「原作者公認」とも言えるでしょう。




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