ドラえもんの妹…ドラミ以外に「ガチャ子」がいる?!…
にて紹介したガチャ子のように、「ドラえもん」には「なかったことにされたキャラがいくつかいます。
もうひとり、マンガ版「ドラえもん」から消されてしまったキャラがスネ夫の弟・スネツグです。
原作のマンガでは、1970年代にちょい役として何度か姿を見せていたのですが、回を追うごとに登場シーンが減っていき、いつしか完全に出番が消滅してしまいました。
ほんの3エピソードに登場しただけで、以降は完全に消えてしまうのです…
しかも、1980年代になると、スネ夫に「1人っ子」という設定まで加わり、存在そのものが消されてしまいました。
なんとも悲劇的なキャラなのです。
これには特殊な理由があったわけではなく、単純に藤子・F・不二雄氏がスネツグのことを忘れてしまったのが原因だといいます…
その後、読者から「スネツグはどうなった?」との問い合わせを受けた作者は、つじつま合わせのために「スネ夫は理想のお兄さん」なる新エピソードを発表しました。
ススネツグは、ニューヨークに住むおじさんの家に養子に出ていたとの設定に切り替えられたのです。
もっとも、登場して間もないころのスネツグが兄にそっくりの憎たらしい性格だったのに対し、新しいバージョンでは素直で礼儀正しいキャラに生まれ変わっています。
ニューヨークでの教育が良かったのか、藤子先生が元のキャラ設定を忘れていただけなのかは不明なままですが…
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