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ワンピース…ラフテルの行き方とひとつなぎの大秘宝の存在

「ONE PIECE」という作品には様々な謎がありますが、その中でも最も読者の関心が高いのが、「偉大なる航路(グランドライン)」の最終地点にあるとされる島「ラフテル」でしょう。

おそらく物語の最終回にも関わってくるのはもちろんのこと、多くの海賊が探し求める「ひとつなぎの大秘宝」がそこにあると予想している人も多いはずです。

ロジャーが世界のどこかに置いてきたという“この世のすべて”が、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」である可能性は極めて高いと思われますが、今のところそれがラフテルにあると明言としたものは誰もいません。

ロジャーと同じ時代を渡り歩いた白ひげも、頂上決戦において「“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”は実在する!!!」と言っているものの、ラフテルに関しては一切言及していません。

未だ多くの謎に包まれたラフテルの正体については、様々な仮説を立てて検証されていきました。

まず、ラフテルに辿り着くための条件があるという可能性です。
ロジャーは白ひげと酒を酌み交わした際にラフテルへの行き方でも教えようか」と言っていました。

ここで言う“行き方”とは、単純に航路のことだとも解釈できます。
しかし、クロッカスがラフテルについて語っていたシーンを思い出してみましょう。

リヴァースマウンテンから始まる7本の航路は、「赤い土の大陸(レッドライン)」を経て5本になり、そしてラフテルのひとつ手前の島で1本に収束しているのです。

つまり、この“ひとつ手前の島”からラフテルへ向かうためには、何かしらの条件があるのではないか?…
という仮説です。

ちなみに、ロジャーの船で船医をしていたクロッカスも、おそらくはラフテルを確認しているはずですが、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」がラフテルにあるとする説については「その説が最も有力だが誰もそこにたどり着けずにいる」とも言っています。




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ラフテルの場所や行き方も極めて気になりますが、そもそも「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」とは何であるのか?…
と言うのも大きな謎です。

そのヒントとなりそうなのが、宝や財宝には目のないバギーの発言です。
ロジャー海賊団で見習いをしていた時代のバギーは「この船の海賊達も宝に対しちゃおっとりした事ばかり言いやがる!!」と話していました。

つまり、ロジャーはあまり金銭的な意味での財宝には興味がなかったのしょう。
そうだとすれば、ロジャーが言った“この世の全て”を“財宝”と解釈するのは、少し早計なのかもしれません。

しかも、若かりし頃のロジャーはレイリーと出会った際に「-おれと一緒に世界をひっくり返さねェか!!?」と持ちかけていました。
これこそが、ロジャー本来の目的であり、当初から金銭としての財宝を求めている様子はありませんでした。

また、ロジャーから「Dの意志」の詳細を聞き、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」が何であるかを知っていた様子の白ひげは「あの宝を誰かが見つけた時…世界はひっくり返るのさ!!」と断言しています。
いくら莫大な財宝であろうと、発見しただけで“世界がひっくり返る”とは考えられません。

これらのことを踏まえると、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」の正体は、やはり金銭的な意味での財宝ではないように思えてきます。

そこで再び、謎の多いラフテルに焦点を当てて考察を進めていこうと思います。
ラフテルの正体に迫ろうとする時、やはりヒントとなるのは、「歴史上にもその島を確認したのは海賊王の一団だけだ」と言われるロジャー海賊団の証言です。

しかし、い一団の船医だったクロッカスが語ったこの言葉には、ひとつ違和感が残ります。
彼はロジャー海賊団がラフテルを“確認した”と表現しており、決して“上陸した”とは言っていないのです。

これは一体何を示唆しているのでしょうか?…
この言葉を額面通りに受け取ると、ロジャー達はラフテルを 確認しただけで 実際には辿り着けていないとも解釈できます。

仮に、ラフテルに行くためには何か条件があるとしても、白ひげに「ラフテルへの行き方でも教えようか」と言っていたロジャーは、その方法を知っているはずです。
ひょっとすると、ロジャーはラフテルの行き方を知りながらも、その条件を満たすことができなかったのではないでしょうか。




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