たにわのまこと氏による漫画作品「THE MOMOTAROH(ザ・モモタロウ)」。
太平プロレスのホープ、覆面レスラーのモモタロウ。
昔話で有名な桃太郎の末商を自称する彼は、ニ代目桃太郎として、キンタロウや牛馬鹿丸など、同じく昔話の登場人物の子孫を自認するレスラーたちと、日夜ギャグとガチを織り交ぜたバトルを繰り広げていました。
しかし、強敵シュテンドルフを下したモモタロウの前に、神を名乗る男・ヤマトタケルが現れ、神の摂理に反したモモタロウを抹殺すると宣言したというのがあらすじです。
全10巻の最終回「THE FINAL BATTLE!」はどのような決着を見せるのでしょうか。
闘いの舞台は日本武道館に移り、命をもてあそぶヤマトタケルに対する怒りが、モモタロウの桃色筋肉を進化させます。
それでもなお、モモタロウを圧倒するヤマトタケルでしたが、プロレスラーとして鍛えられたモモタロウはなかなか倒れません。
業を煮やしたヤマトタケルは、桃色筋肉に包まれていない頭を狙い、鳳風逆落としを放ちます。
しかしモモタロウは、無意識にもんがーのもち肌でこれを脱出しました。
焦るヤマトタケルは次に喉を狙います。
けれども、モモタロウが待っていたのはこの瞬間でした。
ヤマトタケルの両貫手を掴んだモモタロウは、そのままストライク・スリーに持っていきます。
全身を叩きつけられるヤマトタケル。
朦朧としながらも立ち上がる彼を、モモタロウはジャーマン・スープレックス・ホールドでマットに沈めました。
カウント・スリーが入り、ついにモモタロウが勝者となったのです。
しかし、モモタロウのダメージは大きく、もう以前のように戦うことができない体になっていました。
そっと病院を抜け出し、旅に出るモモタロウ。
そんな彼の下に、美樹や三朗太、その他大勢が追いかけて来ました。
涙ながらに止める彼らに、モモタロウは「大丈夫っ!!すーぐ帰ってくるよ!!」と笑顔で応えます。
そして、それまでの間にと、大事なモモ・マスクを預け、素顔で旅立って行きました。
ついに最終回で明らかになったモモタロウの素顔。
「正体はヒミツ」がお約束の覆面レスラーが人前でマスクを取るというのは、やはり最終回に相応しい場面だと言えるでしょう。
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