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トムとジェリー…子供向けとは思えないショックシーンがあった?!

1940年に第1作目「上には上がある」(Puss Gets the Boot)が公開…
瞬く間に世界的なヒットになったアニメこそ「トムとジェリー(Tom and Jerry)」です。

アニメの内容は、乱暴なネコのトムと賢いネズミのジェリーがくり広げるドタバタコメディで、未だに新作が公開され続けている人気作です。

トムに追いかけらたジェリーが、日用品や家電を使ってやり返す展開が定番で、仲良しのケンカがひたすら続くというもの…
なんともユーモラスな印象が強い作品ですが、初期のころの「トムとジェリー」は大きく違っていました。

代表的なのが、1943年に制作の「勝利は我に」です。
トムとジェリーが本気の戦争をくり広げるエピソードで、いつものドタバタ演出とは異なり、本物のダイナマイトや銃弾が飛び交ったあげく、最後にはトムが爆殺されて終わる問題作でした。

そもそも、当初の「トムとジェリー」は社会風刺の要素が強く、本作も当時の第二次世界大戦を模したもの…
本来は子供向けの作品ではなかったのです。

他にも初期の「トムとジェリー」には残酷な表現が多く、たとえば1952年に公開された短編「パーティ荒らし」では、ラストシーンでトムがギロチンにかけられて首を切断されてしまうシーンが存在しています。
確かに、子供向けとは思えないショックシーンだと言えるでしょう。

しかし、1960年代ごろから暴力シーンへの規制が厳しさを増し、アクションシーンの大半が編集でけずられてしまう事態になりました。
そうしてやがて現在のような、無害なドタバタコメディに路線が変わっていったわけなのです。




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