鳥山明氏の漫画「ドクタースランプ」(Dr.SLUMP)…
この漫画の最終回のあらずじをご存知でしょうか?
最終回でも、いつものように新発明をする千兵衛…
アラレが「ほよ?なにつくってんの?」と聞くと、それは天を貫くような超巨大なロケットだったのです。
なんと連載開始時から、最終回で打ち上げるために計画していたとのこと…
4年近くも連載が続くと思わなかったと、悪ぶる千兵衛の態度に不満げな鳥山先生でしたが、最終回を任されたいと作者想いなところもみせる千兵衛に鳥山先生はすべてを委ねることにしたのです。
大フィナーレを飾るために全ての才能を注ぎ込んだすごいロケットだと、ドヤ顔で主張する千兵衛…
打ち上げをみんなで見学するべく、アラレに「キーン」と村をひとっ走りさせてペンギン村の住人を集めさせます。
そして「センベエさんの発明じゃろくなもんじゃない」と言う村人たちの前で、ついにロケットは発射されました。
そして、宇宙から逆噴射で戻ってきたロケットから投下され、パラシュートカプセルには大感動の仕掛けが…
のはずが、小さいロボットが出てきて「サイナラ」と言うだけだったのです。
一人大興奮の千兵衛をよそに、あまりのしょーもなさに怒る村人…
結局、いつもと同じ千兵衛の空回りでロケット打ち上げは終了したのでした。
あまりの失敗に思い悩む鳥山先生は結局、アラレに最後のページをお願いするのしかなく…
やっぱり「バイちゃ!!」で終ったのです。
最終回を感じさせない、普段と同じテイストのブレないギャグにほっとすると同時に、これで終わり、という寂しさも感じてしまう最終回でした。
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