上條淳士氏の漫画「TO-Y(トーイ)」。
跳びぬけた音楽センスとルックスを持った少年・藤井冬威(ふじいとうい)。
バンドのヴォーカルとして歌っているときに敏腕マネージャーの目に留まり芸能界デビューを果たします。
けれども芸能界で大人の言いなりになることを嫌ったトーイは、様々なスキャンダルやアクシデントを起こしまくるというのがあらすじ。
全10巻で最終回は「THE LIVE!」。
果たしてどのような結末を迎えたのでしょうか。

鮮烈なデビューを飾ったトーイは、レコード大賞の新人賞にノミネートされました。
そして見事に新人賞を獲得したのですが、そこからの景色に違和感を覚え、トロフィーを投げ捨て受賞を辞退、会場を後にします。
すると事務所の先輩でライバルのアーティスト・哀川陽司も会場を抜け出し、二人でロック・フェスタに参加。
自分達のスタイルをあらためて確認したのです。
陽司は自分の求めてるものを探しに、アメリカに旅立つことを決めていました。
そしてトーイも一緒に行こうと誘ったのです。
「いいよ」と応えるトーイ。
旅立ちの当日は、トーイが予定していた「8DAYS」ライブの初日。
もちろん、レコード大賞の騒動で中止になっていたのですが…
チケットを買った客は勝手に渋谷公会堂に集まり始めます。
一方、空港でトーイを待つ陽司。
そこに見送りのため、園子も着ていました。
バイクで空港に現れたトーイは「アメリカ行きはやめたよ」と一言。
日本で自分の思う音楽シーンを実現しようと決めたのでした。
レコード大賞辞退で裏切られた形になったのは、トーイの所属する芸能事務所。
その社長は渋谷公会堂の状況にも業を煮やし、トーイを抹殺することを計画していました。
高速をバイクで走るトーイに、その影が忍び寄ります。
トラックとの事故に見せかけて、トーイは殺されそうになってしまうのです。
しかしトーイはなんとか健在。
そこに元マネージャーが現れて、二人は再び音楽界に戻っていきました。
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