ご存じのとおり、「サザエさん」では、婿養子でもないマスオさんが妻の実家に同居しています。
よく考えれば、少し奇妙な設定ですが、これには理由があるのです。
実は、本来のサザエさんは、マスオさんやタラちゃんとともに都内で三人暮らしをしていました。
そんなある日、たき火の材料が欲しくなったマスオさんが、大家の家の塀をノコギリで破壊…
怒った大家から立ち退きを命じられてしまうのです。
ところが、この対応にサザエさんが逆ギレしたため、さらに事態はややこしいことに…
一旦は、父・波平が仲裁に入ったものの、その前にサザエさんが大家の頭をなぐりつけてしまい、両者は完全に決裂してしまうのです。
かくして、家を追い出されたサザエさんは、しかたなく波平に頭を下げて磯野家にやっかいになることになったのです。
初期の「サザエさん」は、実にシュールな理由で今のひとつ屋根の下で暮らす大家族ができ上がったわけなのですね。
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