多くの人々から愛され続ける藤子・F・不二雄氏の「ドラえもん」…
「ドラえもん」には様々なキャラクターが登場しますが、ヒロイン的な存在といえば、しずかちゃんです。
美人で気立てのよい完璧なキャラクターですが、実は、その裏では複雑な家庭事情を抱えていたことをご存じでしょうか?
というのも、しずかちゃんの両親が、登場する時代によって、まったく別人に変わっているからなのです。
具体的には、旧作の「ドラえもん」1188話「ジャンピング潜水艦」に姿を見せた父親は、チョビヒゲを生やしてヒョロっとした体型だったのに対し、1999年に公開の映画「のび太の結婚前夜」に登場した父親は、小太りの体型で大きな黒ぶちメガネをかけています。
完全に別人なのです。
同様に、母親の見た目もまったく違います。
テレビ版の母親はしずかちゃんを大きくしたような美女なのに対し、マンガ版の母親は小太りで黒目がちなキャラです。
似ているのは髪型だけで、やはりほぼ別人です。
あまりにも見た目が変わっていたため、ネットでは「ダイエットで痩せた説」や「再婚説」、「しずかちゃんが別の家に養子にもらわれた」など、さまざまな噂が飛び交うこととなりました。
もちろん、実際はそんなはずはなく、原因は単なる製作スタッフの設定ミスでした。
もともと、しずかちゃんの両親は、テレビでもマンガでも非常に出番が少ないキャラでした。
そのため、その場その場で新たにキャラクターデザインが書き起こされたようです。
特に映画版ではコロコロと姿が変わるため、注意して見ているとかなり違和感が強いのです。
あの、しずかちゃんに複雑な家庭環境があったと想像するとちょっと楽しい気もしますが…。
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