テレビ朝日で1992年から放送が始まった「美少女戦士セーラームーン」は、1990年代に社会現象になった大ヒットアニメです。
平凡な少女が魔法戦士に変身して妖魔と戦うストーリーで、普段は恐ろしい要素など全くありません。
ところが、アニメ版「セーラームーン」の最終回は、意外なほど悲劇的な展開をむかえたせいで多くのファンに衝撃を与えました。
最終回のサブタイトルは「セーラー戦士死す!」というもの…
その名の通り、強大な敵との最終決戦に挑んだセーラー戦士たちが、主人公を守るために身を捧げ、次々と死んでいくのです。
中でも、目の前で仲間たちが殺される様子を見たセーラームーンが、ストーリーの終盤で精神が崩壊…
その場で体育座りになったまま「これは夢だ」とつぶやき続けるシーンには、テレビの前で泣き出す子供が続出したと言います。
その後、いちおう死んだはずのセーラー戦士たちが別の世界に生まれ変わるというオチはつくのですが、転生後には、それまでの記憶はすべて失われてしまうというシビアな展開が待っていました。
これまた当時の子供に大きなトラウマを与え、今も伝説として語り継がれています。
ちなみに、本作の大ヒットを受けて作られた続編「セーラームーンR」は、セーラー戦士たちがみな殺しになってから時間が1年だけ巻きもどった設定になっており、悲劇のラストはなかったことにされているのです。
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