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1974年に放映のアニメ「アルプスの少女ハイジ」は、若き日の宮﨑駿と高畑勲が手がけた傑作です。
中でも印象的なのが、常に車イスで暮らす少女クララが、初めて自らの足で歩み出す第51話のエピソードでしょう。
「クララが立った!」とハイジが大喜びする名シーンは、今でも語りぐさです。
ところが実は、クララが立ち上がったのは、このシーンが初ではないのです。
第48話の「小さな希望」というエピソードにて、山中で牛に出くわしたクララが、恐怖のあまり反射的に立ち上がってしまう様子が、ちゃんと描かれているのです。
もちろん、製作者のミスではありません…
このシーンのあと、「本当はクララは歩けるが自分では気づいていない」ことを匂わせる描写が入っており、有名なクライマックスへ続く前フリになっているのです。
あくまで、クララが立ったのは1回だけというイメージが強すぎただけだったのですね。
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