桂正和氏によるSF漫画「ウイングマン」(WING-MAN)。
変身ヒーローが大好きな中学生・広野健太は、将来、本気で正義の味方になることを夢見ていました。
そんな健太の前に現れた謎の少女あおい。
健太はあおいが持っていた書いたことが現実となる「ドリムノート」に書き込んだ自作のヒーロー「ウイングマン」に変身。
ドリムノートや地球の支配をもくろむ異次元世界ポドリムスのリメルや、宇宙の帝王ライエルにあおいたちと共に立ち向かうというのがあらすじです。
全13巻の最終回「正義の味方の巻」。
果たして、どんなクライマックスが待ち受けているのでしょうか。
地球総攻撃に直接乗り出した帝王ライエルを、激闘の末に打ち破ったウイングマン。
地球を救った本当の正義のヒーローの誕生です。
そんなウイングマンに戦いを挑むキータクラーは、高速で繰り出す剣技「遠近自在剣」で翻弄します。
けれども、土壇場に強いウイングマンは、的確な状況分析と持ち前の閃きで、これを打ち破るのでした。
そこへ倒したはずのライエルが出現。
キータクラーに勝利したウイングマンに駆け寄ろうとするあおいは、ライエルの放った凶弾に倒れます。
あおいを心配するあまり、戦いを放棄してしまうウイングマンでしたが、瀕死のあおいとその身を犠牲にしてライエルを押さえ込むキータクラーに「正義を貫け」と背中を押され、ヒートショックでライエルを葬り去ったのでした。
しかし、あおいはそんなウイングマンの勇姿を見届け絶命。
健太はドリムノートに書かれたウイングマンに関する全てをドリムイレイザーで消去し、まっさらとなったノートを「あおいさんは生き返る」の文字で埋め尽くしました。
その甲斐あって、あおいは奇跡的に生き返ったものの、健太はこれまでの記憶などを奪われる結果に…
リセットされ、ウイングマンになる直前の時代へと戻った健太に会いに行くあおいは、健太と出会った電柱の前で、一方的に別れのキスをし、ポドリムスへと帰って行くのでした。
現実となったウイングマンは消えてしまう…
けれども、広野健太が「正義の味方」を心に秘め続ける限り、ウイングマンはきっとまた現れるに違いないのでしょう。
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