2008年に単行本が発売され、2011年に文庫判が刊行。
2010年に放送されたNHKの連続テレビ小説となった「ゲゲゲの女房」。
漫画家・水木しげる氏の妻・武良布枝の自伝を原案にしたドラマでしたが、昭和ノスタルジーの要素や作中で描かれる夫婦の絆などが大きな人気を呼び、水木しげる作品のさらなる人気に火をつけることとなりました。
その水木しげる氏の代表作と言えばご存知「ゲゲゲの鬼太郎」です。
幾度もにわたってテレビアニメ化され、実写映画にもなり、「ゲゲゲの鬼太郎」の原点と言える「墓場鬼太郎」もアニメ化されました。
砂かけ婆、子泣き爺、一反木綿、ぬりかべなど、作中に登場する様々な妖怪も魅力ですが、その中で特異なのがねずみ男です。
他のキャラクターの多くは日本に古来から伝わる妖怪だったのに対して、ねずみ男は水木氏が創作したオリジナルのキャラクター。
ねずみ男は人間と妖怪との間に生まれた半妖怪であり、善と悪の中間にいて、鬼太郎の味方とも敵とも言いきれないトリックスター的存在なのです。
そのひょうひょうとした俗っぽいキャラが魅力的で、作者の水木しげる氏にとってもお気に入りのキャラになっていました。
そんなねずみ男には、実は本名があります。
その名は「根頭見(ねずみ)ペケペケ」。
「ペケペケ」とは水木氏が出兵したパプアニューギニアに暮らす部族(ニューブリテン島のトライ族)の言葉で「大便」を意味するとか。
身長160センチで体重49キロのやせ形。
年齢あh約360歳で、「三百年生きているのにまだ一度も風呂に入ったことがない」と自称するねずみ男。
怪奇大学不潔学科卒も伊達ではありません。
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