緻密に構築された「ONE PIECE」の世界観の中で、人種は大きな意味合いを持っています。
象徴的な事例としては、魚人が人間から搾取するアーロンとナミのエピソードや、「魚人島編」における魚人や人魚と人間の確執などが挙げられるでしょう。
種族としては魚人の他にも“手長族”や“足長族”…
そして“巨人族”の存在も確認されています。
巨人の代表例といえば、ウソップが師と仰ぐエルバフの戦士、ドリーとブロギー…
あるいは詳細が語られていませんが、サンファン・ウルフや、国引き伝説のオーズなどがいます。
彼ら巨人の存在は、今こそ当たり前のように描かれていますが、ルフィがドリーと出会った際に「うっは~~~~~っ!!でっけェなーっ!! 人間か!?」と言っていることから、一般人レベルではレア…
言い換えれば“伝説”的な存在であると考えてもよさそうです。
ただ、「ONE PIECE」の世界には、種族としては巨人ではないにも関わらず非常に大きな人間達もいます。
例えば、七武海の面々の身長が58巻のSBSで明かされていますが、最も大きいのがゲッコー・モリアで692センチ、次いでバーソロミュー・くまが689センチと、現実世界であれば十分に巨人です。
また、黒ひげが344センチ、ドフラミンゴが305センチ、ジンベエが301センチと常識はずれの巨漢で、クロコダイルの253センチがようやく現実世界のギネスレベル…
現実世界にいて不思議ではないのはミホークの198センチ、ハンコックの191センチなどでしょう。
この七武海の身長が発表されたSBSにおいて尾田先生は、特に巨人という言葉は使っていませんので、彼らが巨人か否かは断定できません。
ですが、物語の中では巨人とは明確に区分されているように思えます。
いずれにしても「ONE PIECE」の世界には巨人族ではなくとも、身長700センチに届こうという巨漢が存在しているのは事実なのです。
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