えんどコイチ氏によるギャグ漫画「ついでにとんちんかん」。
盗む前には必ず予告状を出し、どんなことがあっても必ず予告の通りに盗み出すことで知られる怪盗とんちんかん。
とはいっても、盗むものは皆ほとんど価値がないものばかり。
そんなとんちんかんの正体は、礼院棒中学の教師と生徒たちでした。
しかし、リーダーの間抜作先生は、授業や盗みよりギャグを優先する変わり者。
とんちんかんの仲間や周囲の人を巻き込み、先生のギャグが作裂する…
というあらすじの漫画が「ついでにとんちんかん」なのです。
教室の窓から空を見つめていた抜作先生が、何を考えたのか、突然「みなさんお別れです」と言い出しました。
戸惑う生徒たちにボケをかましつつ、先生は教室から出て行ったのです。
それと同時に学校にUFOが現れ、その中から出てきたのは抜作先生そっくりな生き物で、ボケ加減もそっくりでした。
彼らは抜作先生を迎えに来たと言います。
実は、抜作先生は抜けちゃん王国の王子様だったのです。
昔、花火で遊んでいてうっかりビッグバンを起こしてしまった先生は、宇宙を漂い地球に辿り着いたらしいのです。
ゴム動力のUFOに乗り、宇宙に帰るという先生を、生徒たちは引きとめようとしました。
先生はここでもボケ倒します。
けれども最後に「わたしは怪盗とんちんかんというものを知っています」と言い残す先生。
これを聞いて、先生が帰りたがっていないと察した中東風(ちゅんとんぷう)たちは、怪盗とんちんかんとして、先生を盗み出すことを決意します。
そうして、警察にとんちんかんからの予告状が届きました。
夜になり、とんちんかんに変身して街に出る東風たち。
それを待ち構える毒鬼醜憎(どくおにしゅうぞう)が「あやしい」と突っ込むと、いつの間にか集まった人々が、一斉に「こやしい」とボケました。
集まった人々や醜憎そして警察に見送られ、とんちんかんは予告状通り、抜作先生が待つUFO目指して夜空を翔けます。
最後はちょっといい話風に終わったとんちんかん。
全18巻の最終回「別れ」がここに完結しました。
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