藤島康介による漫画「ああっ女神さま」。
猫実工大に通う森里螢一(もりさとけいいち)は、間違い電話によって女神ベルダンディーを呼び出してしまいます。
螢一の苦し紛れの願いによって、ベルダンディーは螢一と共に地上で暮らすことになり、いつも女神がいる日常が始まりました。
やがて天界からベルダンディーの姉妹のウルドやスクルド、ライバル神のペイオース、魔属のマーラーまでもが押し掛け、森里家の周囲では、日常と非日常が入り交じった賑やかな日々が続くというのがあらすじです。
大天界長ティールの試練を乗り越え、結婚の許可を得た森里螢一とベルダンディー。
ペイオースたちの助力で、なんとか地上に戻ることができましたが、神界では式に必要な4人の女神と2人の証人が揃わなかったため、結婚式はまだでした。
けれども、幸いなことに、地上のこの場所には4人の女神が集結していたのです。
スクルドが多少ぐずったものの、ペイオースたちにはもとより異存はありません。
あとは2人の証人を用意すれば、式の準備が整うばかり。
しかし、周囲に適当な人材がおらず途方にくれていると、ウルドの母ヒルドがマーラーを連れ、証人となるために現れました。
そしてついに、螢一とベルダンディーの結婚式が行われるのです。
新郎新婦を囲む女神たちが祝福を唱え、魔法陣が形成され、それは空高く舞い上がりました。
女神たちがそれぞれ誓約を求め、螢一とベルダンディーが応えていきます。
最後に証人が沈黙をもって証認し、ペイオースの「祝福あれ」という言葉と共に、天上から星々が降り注いだのです。
女神たちの祝福の歌が流れ、星々がより激しく降り注ぐ中、ベルダンディーは螢一に、最初に出会った時の言葉が、実は女神へのプロボーズの言葉だったと教えます。
彼女はそれを再び聞きたいと言い、螢一は応えました。
「君のような女神にずっとそばにいて欲しい」
そして一組の夫婦が誕生したのです。
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