1986年から放送がスタートし、世界40カ国で大ヒットとなったアニメ「ドラゴンボールZ」…
そのエンディングテーマに使われた「でてこいとびきりZENKAIパワー!」の冒頭に、謎の呪文のような音声が流れる場面があります。
その内容はまったく聞き取れず、セリフなのかハミングなのかもよくわかりません…
あまりの不思議さに、当初は深い意味などないと思われていましたが、2010年になってようやく謎が解明されました。
同曲を作った池毅氏のブログは、自身のブログにこう記しています…
「ボーカルのManna(マナ)さんのキュートでチャーミングなボーカル録音が無事終わり、彼女がお帰りになった後、コーラスパートやガヤ(かけ声)を私が一人多重録音で入れたのだが、曲をさらに面白くしたくなり、イントロや間奏に意味不明の言語を入れることを思いついた」とのこと。
また「映画スターウォーズで酒場のシーンに出てくる宇宙会の中には少数民族の言語を逆回転にしたり、さらにその音声をエフェクト加工して画面に当てているというような事を聞いていた覚えがあったので、私もちゃっかりその手法を使うことにした」…
「ノウハウをご存じの方はイントロ部分や間奏部分を逆回転で再生してみて欲しい。色々と人の名前が出てくるのが聞き取れると思う」…
とのことで、謎の呪文は、人の声を逆再生して作ったものだったわけだったのです。
実際、問題の部分を逆再生してみると、「あー、この曲をつくるにあたっては、鈴木ケンジ、池毅、トキエダタツヒロ、ウチダタカシ、ヤマモケンジ、ヤナギハナエ、ノムラタカシががんばったんだよ」とのセリフが確かに聞き取れます。
22年ぶりに明かされた音声トリックに、多くのドラゴンボールファンが驚いた一件でした。
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