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数々の作品を生み出し、世界中から愛されているディズニーアニメの代表作の一つといえば「白雪姫」です。
世界初の長編アニメーション映画として知られ、1930年代に公開された作品としては、世界でも最高の興行成績を達成しています。
白雪姫の可憐な仕草を的確に描いたアニメーシーン、7人の小人たちの楽しい歌など見どころの多い作品だが、なかでも悪い魔女に毒リンゴで殺された白雪姫が王子のキスで息を吹き返すクライマックスは映画史に残るワンシーンと評されています。
ディズニー王道のストーリーで、王子のキスで目を覚ますなんて、女心をくすぐるなんとも素敵なストーリーですよね。
しかし、そんな少女達の夢をぶち壊すかのような秘密が「白雪姫」にはありました。
この王子には、世にも恐ろしい薄暗い秘密があるのです。
実は、死体愛好の趣味の持ち主なのです。
もちろん、アニメ版の王子様にはなんの問題もありません。
恐ろしいのはアニメ版のベースになったドイツ民話です。
元々の「白雪姫」は、ドイツのヘッセン州バート・ヴィルドゥンゲンの民話とされています。
このドイツの民話によると、7人の小びとたちが白雪姫の遺体をガラスの棺に入れたところへ王子が通りかかり、いきなり「死体でもいいからよこせ」と宣言。
そのまま棺を持って立ち去るシーンがサラッと描かれているのです。
ところが、遺体を運ぶ途中で部下が転んで棺がゆれてしまい、その勢いでノドにつまったリンゴが飛び出して白雪姫が蘇生。
驚いた王子は、事態をよく飲み込めないまま白雪姫と結婚する展開になっていきます。
まさかの原作には、キスシーンすら存在しなかったわけです。
このとき、アニメ版では、大喜びする王子の姿が描かれていますが、原作では、ノドのリンゴに気づきながら無視する描写があり、本来は生き返らせたくなかった様子がうかがえます。
死体を持ち去ってどうするつもりだったかは不明ですが…
他にも原作では、
7人の小人は初版本では(白雪姫を殺しに来た)殺し屋となっていて、2版以降7人の小人に差し替えられました。
ガラスの棺に入れられた白雪姫を王子は棺ごと金で買おうとした。
最後に真っ赤に焼けた鉄の上履きを履かされ、火傷を負いながら死ぬまで踊らされたのは、実の母親たる王妃だった。
などの記述があります。
もはや原作が残酷すぎて、ストーリーの変化がすごいですね。
グリム童話の中で最も残酷なストーリーなのではないでしょうか…
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