幼い頃に交通事故で両親を亡くし、自身も腕に大火傷を負った飛雄河炎。
母の親友を頼りアメリカに渡った炎の腕には、ボクサーだった父の腕の皮を移植した左腕には、まるで炎のような痣がありました。
幼馴染の愛と、亡き父の導きにより炎は、ボクシングへと足を踏み入れます。
一方、日本でリングに立てないボクサーに代わり、恨みを晴らすという幻の実力ボクサー・草影幽児が現れるのでした。
さて、ラストでは魂により導かれた幻のボクサーと炎のボクサーの決戦が待っています!
その勝負の行方はどうなるのでしょうか。
育ての親と死に別れた炎は、スラムで仲間たちとつるむ日々を送っていました。
そんなある日、気まぐれで観戦に行ったボクシング世界戦で”神の拳”と呼ばれる不倒のチャンピオン・ジーザスに無礼を働いた罪を償えと、彼の弟子・カルロスと戦うことを命じられます。
反抗する炎は戦いのなかで赤い蛍を目で追ううちにあれは炎の父親、そして自らの魂であると直感し、その導きのもとカルロスを下します。
そのころ、日本ではリングに立てない者たちに代わって戦うことを生業とする幻のボクサー・草影幽児が幾度となく現れ、リングで戦っていました。
依頼人を満足させるクールな仕事ぶりを見せる一方、対戦相手からはその実力と、背後に幽霊のような青白い魂を背負う存在として恐れられていました。
そんなふたりが、後楽園ホールですれ違います。
直感でお互いを敵だと確信した二人が、リングで拳を交わすことになるのはそれから間もなくのことでした。
燃えるような左ストレートを繰リ出す炎に対し、これまで倒してきた選手の怨念をぶつけるような攻撃を放つ幽児。
未来への道しるべと過去の怨念。
まるで光と影のような対照的な魂を背負っていることを理解した二人は、互いに渾身の一発を放ちます。
紙一重の差で炎のパンチを受けた幽児は、何か吹っ切れたような表情でマットに沈むのでした。
炎が主人公だと思ったら、突然幽児が主役として登場し、思わずどうなってるの?と問いたくなります。
最終的にはふたりの決着で収まるのですが……炎とジーザスとの戦いはどうしたのでしょうか…?
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