宮下あきら氏による漫画「魁!!男塾」。
全国から行き場のない不良を集め、過酷なスパルタ教育を施すことで知られる男塾。
ここに入学したばかりの一号生たちは、教官の無茶振りに耐えながら学生生活を送っていました。
そんな一号生たちの前に、様々な敵が次々と現れ、否応なく死と隣り合わせの危険な戦いに巻き込まれます。
しかし、一号生たちは筆頭の剣桃太郎を中心に、試練を通して根性を鍛え、友情を育み、時に脱線しながらも漢として成長していく、というのがあらすじ。
さて、長く苦しかった男修行を乗り越え、卒業式が待っています。
最終回「涙の別れ・卒業式!!!」では一体どのように幕を閉じるのでしょうか。
それぞれ別のヤクザの事務所に乗り込んだ剣桃太郎と風雲羅漢塾代表の伊集院京介…
しかし、伊集院はヤクザに捕まってしまいます。
伊集院に価値はないと踏んだヤクザが彼を撃ち殺そうとした時、傷ついた桃太郎が救出のために飛び込んできました。
身代金を要求するヤクザに桃太郎は、「金はないが伊集院は返してもらう」と言い放ちます。
伊集院は敵である自分を助けようとする桃太郎の真意を問います。
桃太郎は「俺たちは仲間だ。仲間を見殺しにすることはできねえぜ」と応えるのでした。
ヤクザが拳銃を構え、桃太郎たちがピンチに陥ったその時、事務所に石ころが投げ込まれます。
ヤクザが外を覗くと、そこには男塾と風雲羅漢塾の全塾生が集結していました。
仲間のため、危険を顧みず集まった漢たちの姿に、ヤクザも感服してしまいます。
解放された桃太郎たちを囲み、皆が歓喜に沸く中、両塾長はお互いの塾生を称えるのでした。
そして月日は流れ、桃太郎たちにも男塾を卒業する時が来ます。
総代として壇上で卒業証書を受ける桃太郎の目から涙がとめどなく溢れ出します。
その背中を見つめる塾生たちの胸にもまた、地獄のようなシゴキばかりの毎日ではありましたが、仲間と共に漢を磨いた日々が思い出されていました。
最後に塾長運身の餞(はなむけ)の言葉が贈られ、桃太郎たちは堂々と胸を張り、学び舎を後にするのでした。
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