ドナート・ポルポラはコクリアに収監されている喰種です。
SSレートに分類される彼がクインケの材料にされることもなく、数十年にわたって生かされ続けてきたのは、その高い知性とプロファイリング能力のおかげでした。
彼はこれまで何度も、CCGの求めに応じては難事件に関わっている喰種のプロファイルを行ってきたのです。
その彼が珍しくパイセに対してはプロファイル以外のことについて口を開きました。
ドナート「『ある喰種』に個人的な興味があってな…彼奴(ヤツ)は お前の記憶の扉を開く鍵のひとつになりうる」…
ちなみに、ドナートが興味を持っている喰種とおぼしき者のシルエットが、そのセリフが飛び出したのと同じ「: re」第12話において描かれています。
その姿はのちに才子の窮地を救うこととなる「フロッピー」に瓜ふたつであり、両者はおそらく同一人物でしょう。
そのフロッピーの脚の形状は、かつて亜門が使用していたクインケ「アラタ・式<purote>」に酷似しており、亜門がクインケごと喰種化された成れの果てではないかとも考えられます。
このことが事実だとすれば、ドナートがフロッピーに興味を持つのもうなずけぼすが、今度は彼がフロッピーの存在を知った経緯がわからなくなります。
フロッピーがドナートの収監前から存在していたのなら、彼がその存在を知っていても何もおかしくありません。
しかし、亜門が行方不明になったのはつい最近のこと…
そのことは、亜門の育ての親であるドナートにも知らされたのかもしれませんが、亜門が喰種化されたというような、CCGにとって由々しき事態まで、一囚人である彼に知らされるとは考えられません。
ひょっとすると他にも喰種や人間の勢力がスパイを送り込んでいて、彼らもドナートのプロファイリング能力を利用しているのかもしれません…
その案件がフロッピーに関わるものだとすれば、ドナーとその詳細を伝えた可能性は十分にあるでしょう。
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