「死神」として魂を冥界へ連れて行く役を務める死神くんが、老若男女問わず毎回異なる登場人物に対して生の尊さを訴え、召天させていくヒューマンストーリー。
死期の迫った人間、あるいは死期が迫っていないのに死の淵にある人間がメインとなることが多い本作。
人々に生きる勇気をくれる優しい死神くん。
そしてまたもや少女の運命を変えました。
最終回では、死神失格となり、裁判にかけられてしまう死神くんは一体どうなってしまうのでしょうか。
最終回のあらすじを紹介します。
次に大きな規則違反をしたらクビだと主任に宣告される死神くん。
しかも、クビになった死神は消滅してしまうというのです。
その頃、余命幾ばくもないリンダという少女が来日しました。
彼女は、世界の首脳に平和を訴える活動にその短い命を費やしているのです。
しかし、兵器産業はリンダを暗殺しようとしていました。
数年前リンダに余命を宣告した死神くんは、ビルの屋上で暗殺者を説得しますが、暗殺者は耳を貸そうとしません。
さらに死神くんの前に、暗殺者が呼んだ悪魔くんが立ち塞がります。
カア助を撃たれた上に、悪魔くんの力で遠くに飛ばされる死神くん。
引き金が絞られる直前、舞い戻った死神くんは暗殺者の魂を抜き取り動けなくします。
しかし、暗殺者は悪魔くんにリンダを殺すように依頼してしまったのです。
最後の手段として、死神くんは暗殺者の魂を体から切り離します。
リンダは死にませんでした。
魂が切り離され死者となった者とは契約できない悪魔くんは、依頼を遂行できなかったのです。
死神くんは暗殺者の魂を連れて霊界に戻ります。
しかし、リンダを救ったものの、今回の規則違反は重大でした。
霊界では裁判が開かれ、死神くんには極刑が求められます。
しかし、弁護に立つた主任は、死神くんの規則破りを大きな問題だとしながらも、その行動を正しいと評価します。
無罪となった死神くんは、大怪我から回復したカア助を相棒に、再び死神の仕事に向かうのです。
信念を貫いた死神くんも素晴らしいですが、上司として苦言を呈しながらも、それをきちんと見ていた主任の態度も素晴らしいものでした。
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