原秀則による漫画「ジャストミート」…
元プロ野球選手が、新しく赴任してきた高校で9人の1年生と共に、野球部を設立して甲子園を目指す野球漫画です。
目立ちたがり屋で有名な、県立星高野球部。
特にピッチャーの橘二三矢、センターの坂本天馬の2人は試合そっちのけで目立つことに執念を燃やし、目立つ奴ならたとえ仲間でも邪魔し、ゲームにならないこともしばしば…
しかし、なぜか試合には勝ってしまう星高。
負けず嫌いなナインたちの実力で次々と試合に勝ち、着実に甲子園に向けて邁進していくストーリー。
さて、最終回では美樹が結婚してしまう?
二三矢はあのときの約束を果たして彼女を取り戻せるのか…最終回のあらすじを簡単にご紹介します。
二三矢が一球を残して倒れた決勝戦から数年、坂本亭では天馬たちがテレビを見て驚いていました。
高校卒業と同時にドラフト1位で西武に入団したが、肩を壊して2軍暮らしをしていたはずの二三矢が、巨人相手の日本シリーズに先発していたのです。
その時、森村家では美樹が政略結婚で嫁ごうとしていました。
彼女を乗せて教会に向かう車の中で、ラジオから二三矢の力投が、報じられます。
結婚を止めてくれなかった二三矢を思い出し、美樹はラジオを消させようとしますが、同乗する父親にはその思いが痛いほど分かっていました。
一軍初登板とは思えない好投を続ける二三矢を見て、美和子は天馬を美樹の下に走らせます。
その後も二三矢はパーフェクトペースで投げ続け、全国各地でかつてのチームメイトたちが固唾を呑んで見守っていました。
そして、天馬は美樹の結婚式に乱入します。
天馬の叫びに、美樹の父親はすべてを察し、快く彼女を天馬に預けるのでした。
試合は西武リードのまま9回となり、二三矢は最後の打者を迎えます。
あの時と同じように「あと一球」コールが響く中、二三矢がスタンドを見上げると、そこにはウェディングドレス姿の美樹がいました。
運命の一球が二三矢の手を離れ…
キレのいいフォークがミットに吸い込まれ、ついに約束は果たされたのです。
その夜、坂本亭では星高ナインが集まって祝杯が挙げられ、美樹と二三矢もその輪に迎えられて祝福を受けるのでした。
時間はかかりましたが、ケジメをつけた二三矢。
彼なら必ず美樹を幸せにしてくれるでしょう。
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