原作は牛次郎(後に原案)、漫画はビッグ錠による漫画「スーパーくいしん坊」。
とある商店街にある庶民的なレストラン「くいしん坊」。
跡取り息子である鍋島香介は、体は小さいものの美味しい料理に目がなく、食べることが何よりも大好きな中学生。
人一倍料理人根性を持っている香介は、料理のことになると少々喧嘩っ早くなってしまい、プロの料理人と料理勝負になることもありました。
しかし、天性の料理センスと奇抜なアイデアで、毎回相手をうならせるような料理を披露するというのがあらすじです。
全9巻の最終回は「カボチャピザの巻」。
果たして最後は、どんな料理を作ったのでしょうか。
父親の鍋島料市(なべしまりょういち)と初詣に出かけた香介は、そこで日本料理屋津田の娘・明美とレストラン和の見習いコック・春男と出会います。
明美と春男は交際していましたが、津田の女将である明美の祖母は、明美を津田の花板である三郎と結婚させるつもりでした。
洋食をバカにしている三郎を気に入らない香介は、春男に明美との結婚をかけて、三郎と料理勝負をするようにたきつけます。
その後、春男と明美は、明美の祖母に三郎との料理勝負を直談判し、勝負を行うことを認めさせました。
祖母は料理勝負の内容として、かぼちゃを材料に使い、三郎は和風料理、春男は洋風料理を作ることに決めます。
普通のかぼちゃ料理では、ベテランの三郎相手では勝ち目がないと考えた香介は、かぼちゃを使ったピザを作ろうと提案。
かぼちゃに砂糖をふって寝かせることで、かぼちゃの水分を抜き、美味しいピザを作ることに成功しました。
しかし、三郎がかぼちゃを丸ごと使った料理だと知った香介は、勝負直前で春男と試行錯誤することになります。
そして勝負の時…
三郎はかぼちゃの中に野菜や肉を詰め、丸ごと蒸した和風料理を出しました。
一方、春男はかぼちゃをピザで包み、かぼちゃの中にあるソースをピザにかけて食べる独自の料理を出します。
その独創性に明美の祖母も、そして三郎も春男の腕を認め、明美との結婚を許すのでした。
他の話では洗濯機を使うなど、突拍子もないアイデアを披露した香介でしたが、最終回は割とまともな料理だったのが逆に印象的でした。
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