村上もとか氏による剣道漫画「六三四の剣」。
6月3日の4時に生まれたことから六三四と名付けられた夏木六三四。
剣道をしていた両親の影響から4歳より剣道を始め、日々剣道に明け暮れます。
そして剣道を通じ様々な友と出会う中、東堂修羅という最大のライバルが登場。
ここまでが「六三四の剣」のあらすじです。
全24巻の最終回「六三四よ…修羅よ」はどのように決着するのでしょうか。
全国高等学校剣道選手権の男子個人戦決勝戦。
六三四と東堂修羅の死闘が幕を開けます。
開始早々、修羅のよどみなく動く脚さばきに翻弄されペースを掴めない六三四。
しかし、攻撃を仕掛ける時に動きが止まる一瞬の隙をつき、六三四は気迫の片手小手で修羅から一本を先取します。
けれども修羅も負けじと、つばぜり合いからの離れぎわに面打ち落とし面を決め、1対1の互角に。
勝負は延長戦に突入しました。
六三四は修羅に打ち込む隙を与えず、共に微動だにしないまま延長戦開始から1分が経過。
2人は感じ取っていたのです。
勝負は次の一撃で決まり、それは2人にしか見えない互いを繋ぐ張りつめた糸が途切れた時だと。
勝負はまさに一瞬でした。
六三四の片手面が修羅の面切り落とし面を破り、会心の一本で決着。
六三四が優勝を果たすのでした。
実は試合終了間際に受けた六三四の突きで、修羅は右腕を負傷していたのです。
けれども最後の打ち合いまで修羅はこの負傷に気づかなかったため、最後の最後で技のキレがにぶり敗北したとも。
もし、修羅がこの右腕の痛みにもっと早く気づいていれば…
勝敗は違っていたのかもしれないという僅差で勝負は決したのでした。
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