時は近未来。
核戦争、環境汚染とあらゆる災厄により荒らされた大地。
そこは戦術鬼と呼ばれる怪物が闊歩していました。
その鬼たちから人間を守るため、葉隠覚悟は強化外骨格・零を纏(まと)い、零式防衛術と零式鉄球を駆使して戦うのです。
その闘いの果てに待っていたのは、曾祖父・葉隠四郎との戦いでした。
全11巻の最終回「くじけない翼」はどんなふうに締めくくられるのでしょうか。
散(はらら)の強化外骨格・霞に取り憑(つ)いていたのは、霞完成の犠牲となった無垢の赤子・玉太郎の母である冥(めい)の怨念でした。
その悲しみを知り、人類抹殺を決意した散と、冥の怨念を、罪子と覚悟の2人が救い出したのです。
そして立ち向かうべきは、零式防衛術の始祖である葉隠四郎。
覚悟と散の曾祖父です。
彼は齢100を超えて尚、世界維新を唱え、自らの望む世界の構築を目論んでいました。
しかし覚悟と散は、対決の中ですでに死んでいたのです。
自分の野望の邪魔者がいなくなった四郎は、若さを取り戻すために、罪子の身体を自分のものにしようと企てます。
そこに散の部下であった知久が現れ、自らの命を犠牲に2人を蘇生させたのでした。
対時する四郎と覚悟・散。
人を、地球を守るために倒すべきは四郎であると、共闘の体制を取ります。
G・ガラン(散の巨大ロボット)の中で戦う覚悟と四郎。
罪子のバッジが光った瞬間、覚悟は四郎を因果で吹き飛ばし、さらに爆芯返しで外に放り出しました。
そこに、G・ガランと一体になった散の大技、G・ラセンが作裂。
四郎は飛び散り、この世を去りました。
そして長年にわたり戦ってきた覚悟と散は和解し、お互いが地球を救うために取るべき行動を開始します。
こうして荒れ果てた地上に、初めて平和が訪れたのでした。
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