Dの一族が世界政府側と海賊側という敵対する2つの集団に在籍している理由…
それは同一国家内で起こった内部分裂によるものではないでしょうか?
対立に至った原因として考えられるのは“考え方の違いによる対立”、“虐げられた者達による反乱”、“突然の裏切りによるテロ行為”などでしょうか。
これらの可能性を考えてみましょう。
まず、“考え方の違いによる対立”とは、それぞれが掲げる理想の差異です。
世界政府の前身組織は権力を、Dの一族は自由というように、それぞれ求めたものが違ったのではないかと考えられます。
次に“虐げられた者達による反乱”の可能性…
これには以下の2つのパターンが考えられます。
ひとつは、虐げられていた「20人の王達」がDの一族に対して反旗を翻し、最後には打ち破ったという可能性…
もうひとつは、虐げられたDの一族による反乱を「20人の王達」が鎮圧したというシナリオです。
いずれにしても勝者は後に世界政府を作る「20人の王達」だったはずです。
続いて“突然の裏切りによるテロ行為”の線も考えてみましょう。
それまでは何のイザコワケもわからぬうちに乗っとられ
,
ザもなかったはずのところに突如として反乱分子が現れ、訳も分からぬうちに乗っ取られてしまったという可能性です。
目的達成のためには手段を選ばない行為、まさにテロリスト達の思想だと言えるでしょう。
オハラへの「バスターコール」など、冷酷非道な一面を覗かせる世界政府のことです…
このような可能性も否定できません。
ナチス・ドイツのヒトラーしかり、リビアのカダフィ大佐しかり、強大な権力を手にした支配者達の欲望は、独裁国家というゴールに向かってしまいがちです。
そういった現実世界ではよく見られる傾向が、世界政府の前身とDの一族による戦いのモデルになっているのかもしれません。
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「20人の王達」の戦力とは?
「空白の100年」に何が起きたのかは、未だに深い闇の中ではありますが、どんな権力闘争があったにせよ、世界政府が「空白の100年」を勝ち残って歴史に名を刻んだという事実は変わりません。
では、彼らの戦力とは一体どれほどのものだったのでしょうか?
少なくとも一国を滅ぼしたり、不都合のすべてを隠蔽するには、それ相応の戦力が不可欠です。
しかし、「20人の王達」の直系子孫である現在の天竜人達には圧倒的なパワーや特殊な能力は見当たりませんでした。
これは天竜人の堕落である可能性もあるので比較の条件からは外しておきましょう。
なお、元天竜人であることが発覚したドフラミンゴやロシナンテについては、生まれながらにして高い戦闘力を持っていたわけではなく、死闘を繰り返し、悪魔の実を手に入れたことによって力を身に付けていったようでした。
拮抗した戦力がぶつかり合った場合、運が勝敗を分けることがあります。
しかし、平穏な暮らしを捨てる覚悟をしてまで、自分達の理想き追求するクーデターを起こすのならば、ある程度の勝算を立ててから実行に移すのではないでしょうか。
そうだとすれば、天竜人の祖先が確実に勝利を収めるためには“誰かの手助け”や“強力な武器”が必要不可欠だったはずです。
ひとつの国をも破壊し得る戦力と聞いて連想するのは、いわずもがな古代兵器「プルトン」です。
巨大な王国を消し去るのは簡単だとは言えませんが、世界を震撼させるほど強大な兵器があったとすれば話は別です。
ただ、そうなると「20人の王達」の末裔である天竜人の息がかかった世界政府が、古代兵器プルトンの行方を追っているという点には疑問が残ります。
彼らは、「ある巨大な王国」と戦った後にプルトンを失ったのでしょうか?
もしかすると恐るべき古代兵器を導入した「20人の王達」と戦ったDの一族は、その兵器が2度と使用されないように破壊、あるいは強奪して隠したのかもしれません。
これならば世界政府側と海賊側の双方に”D“の名を持つ者がいることや、世界政府が古代兵器を探し続けていることも説明できます。
あくまで仮説に仮説を重ねた論ですので、結論を急ぐのは早計ですが、「20人の王達」と「ある巨大な王国」との間にある因縁は相当根深いことは間違いないでしょう。
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