1986年公開の名作アニメ「天空の城ラピュタ」には、意外な黒歴史が存在していることはご存知でしたでしょうか?…
なんと、ラピュタの公開から2年が過ぎた1988年に、ジブリのスタッフが手がけたアダルトアニメが発売されているというのです。
問題の作品のタイトルは、「バルテュスティアの輝き」…
有名アダルトビデオメーカーである宇宙企画のオリジナルビデオで作品で、キャラクターデザインや絵柄は宮崎アニメにそっくりなのです。
そのせいで、18禁アニメだったにも関わらず、当時のレンタルビデオ屋では「キッズコーナー」に置かれるケースもあったとか…
ストーリーは、主人公の少女ティアが巨大都市バルテュスで起こった反乱事件に巻き込まれ、町の支配者モーロックに囚われて凌辱されてしまうというもの…
主人公はもちろん敵キャラまでラピュタにそっくりで、ムスカによく似た仇敵まで登場します。
一方で、総時間がたった30分しかないため、物語の起伏は非常にスピーディー…
見応えという意味ではやや物足りないのが残念なところでもあります。
なお、井坂十蔵著「宮崎駿のススメ。『宮崎アニメ』完全攻略ガイド」によれば、本作に関わったことがバレたスタッフは、のちのスタジオジブリから追放されたとのこと…
1980年代のアニメ史を代表する黒歴史と言えるでしょう。
本作のソフトは長らく入手が困難だったのですが、2015年になんとDVD版の再発売が決定…
今では普通に鑑賞できるようになりました。
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