石渡治氏による漫画「B・B(ビービー)」。
高校ボクシング界から、マフィアの世界や戦場までもが舞台となったボクシング漫画です。
「B.B」と呼ばれる高校生高樹翎(たかぎりょう)。
とある切っ掛けによりボクシングに目覚めます。
しかし、不慮の事件から殺人を犯してしまい、海外へ逃亡。
逃亡の最中、地下ボクシングや傭兵などで市民権を得た翎は、宿命のライバルである森山と決着をつけるべくボクシングの表舞台へ。
そして7月7日、日本時間の午後8時に全世界の人々が固唾をのんで見守る中、宿命のゴングが鳴り響きました。
果たして最終回「そして新たなる伝説は始まる」はどのような展開を迎えたのでしょうか。
11ラウンドが終了。
すでに2人の体力や気力は限界に達していました。
翎は首にある切除不能な爆弾の破片が原因で、体の感覚が麻輝し、森山仁も11ラウンドでの打ち合いで右手を骨折して、左手しか使えない状態。
そして迎えた最終ラウンド。
翎と森山は「これが最後だ」と言葉を交わし、戦いのゴングが鳴ります。
激しい打ち合いの末、ダブルノックアウトになるも、立ち上がる両者。
そのとき、立ち上がった森山の右腕が光に包まれていました。
そして光を放つ右腕から全身全霊を賭けたストレートが翎の顔面を打ち抜いたのです。
誰もがこれで森山の勝利を確信し、翎自身も意識が遠のいていくのを感じていました。
けれども、そのとき翎の娘・愛の声で翎は再び立ち上がります。
残り時間はあと1分。
両者ともに意識がもうろうとする中、翎の「10cmの爆弾」と森山の「神の拳」が激突。
立っていたのは森山でした。
一瞬早く「神の拳」が決まり、翎がダウン。
そして、翎は立つことができず無情の10カウント。
残り15秒、紙一重の差で森山が勝利するのでした。
試合後、拳を握り合う翎と森山。
この2人の光景が、世界を平和へと導くのでした。
Sponsored Links
この記事へのコメントはありません。