巻来功士氏による漫画作品「ゴッドサイダー」。
はるかな昔、陰謀により堕天し魔王サタンとなった天使長ルシファーは、黙示録戦争に敗れ、地下深くに封じられていました。
しかし、サタンはデビルサイダーを使役して地上の覇権を得ようとしていたのです。
神と悪魔の間に生まれた鬼哭一族の末商である鬼哭霊気(きこくれいき)は、ゴッドサイダーと協力してサタンの野望と戦うのでした。
けれども、神と悪魔の争いを生んだ真の敵の存在が暴かれ、人類の存亡を賭けた戦いは最終局面を迎えるというのがあらすじ。
地球を破減させようとする超高次元の魔神の正体は、神々をも創造した意思を持つ暗黒宇宙でした。
その圧倒的な力の前には、魔王サタンと大天使ミカエルですら、弱点の永劫回帰惑星に近づくことができません。
サタンは最後の手段として、超高次元の魔神との戦いで瀕死となった息子・鬼哭霊気の魂を飲み干し、一体となることを選びます。
霊気の持つ神の力と融合したサタンは、天使長ルシファーとして復活し、真の力を取り戻すことに成功しました。
ルシファーとなった霊気なら、永劫回帰惑星を破壊することができるかもしれない…
阿太羅(あたら)たち十天闘神もまた、霊気と融合することを求めていました。
さらには大天使ミカエル、それはこれまでゴッドサイダーたちを見守ってきた大日輪行仁和尚の正体だったのです。
彼もまた、霊気と共に征くことを望むのでした。
十天闘神たちと融合する霊気。
その中には、鬼哭流璃子(きこくるりこ) とサタンの妻リリスの姿もありました。
暗黒宇宙は流星を降らせ、霊気の行く手を阻みます。
霊気は視力を失いますが、流璃子が目となり、永劫回帰惑星へと導くのでした。
そして、永劫回帰惑星は光となって消滅。
人類の滅亡は防がれ、再び原始からその歩みを始めたのです。
彼らの村を見下ろす岩壁には、愛の力を信じ、世界を救った者たちの顔が刻まれていました。
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